のど痛にマヌカハニーよりも大根おろし汁、風邪のひき始めに葛湯が効く

先日、風邪をひきました。次の日はどうしても参加したかったイベント、その次の日は仕事の締め切りがあり、すぐに体調を持ち直すことが必須という状況。

 

のどがヒリヒリするなーと感じていたので、マヌカハニーは舐めてました。でも、残念ながら治らず進行・・・奥まで痛くなった(泣)

 

冷蔵庫に大根発見。大根おろしにして飲んで寝たところ、朝には痛みが引いてました。大根おろしの効き目は本当に早い。

 

もちろん完治したわけではないので、また痛くなると飲みます。2〜3回繰り返しているうちに本当に治っていくんですね〜。すごいな〜大根おろし

 

ちなみにただ大根を食べてもダメ。おろしている時に出てくる成分(アリルイソチオシアネートと言うらしい。)が酸素と反応して出てくる苦味成分が効くそうです。

 

さて、のどの痛みは治まりましたが、微熱で全身だるく病院に行こうか迷いました。ただ、薬は好きじゃない。病院へ行く時間が勿体ない。そこで葛湯の登場です。

 

 

葛湯

 

発汗・解熱作用がある葛。大根おろし同様、よく効くことといったら!

 

市販の葛粉はジャガイモのでん粉が混ざっていることがあるので、葛湯を作る時は葛粉100%が良いです。うちは吉野本葛を使っています。

 

葛湯のレシピも超簡単。

 

【葛湯1杯の作り方】

準備するもの:葛粉10g、砂糖8〜10g、水150cc

 

(1)上記3つを鍋に入れよくかき混ぜる

(2)火をつけ、木べらで混ぜながら、全体が透明になるまでたく

(3)出来上がり!

 

蜂蜜と葛は常備しておき、免疫が落ちてきたな〜と感じたら大根を買っておく。大人にも子どもにもオススメです!

 

 

 

美味しい昆布だしは、森から生まれる

 

ご近所でもあり、以前の勤務先の製品を取り扱かっていただいているBIO Mart & Kitchen

 

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ナチュラルな食品、野菜、暮らしの道具がきちんとセレクトされた楽しい場所。キッチンスタジオが併設されていて、今日はここで行なわれているマクロビオティック料理教室の体験をさせてもらいました。(マクロビオティック創始者桜沢如一さんの奥さんが始めたリマクッキングスクールの姉妹校なんです。)

 

 

今日の献立は

 

・グリンピースの五分づきごはん(土鍋で炊きました)

・若竹汁(わかめとタケノコのお汁です)

・たけのこ団子の木の芽あんかけ

・分葱の酢味噌和え

・桜もち

 

・・・と季節感でまくりの、ヘルシーなのにとーーーーっても美味しい料理でした。

 

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「春は肝機能が活発になって疲れちゃうから、酢をとってあげると肝臓が整うのよ〜」

 

「砂糖はね、体を冷やすから桜もちに砂糖は使ってないの。デーツで甘くするの〜。クレオパトラも食べてたのよ〜」

 

「片栗粉でなく、葛粉で揚げます。葛は腸を整えるからね〜」

 

レシピやテクニックを教わりながら、マクロビ・栄養学双方の小ネタが入って、もう「へー!」の連発。

 

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こちらは昆布だしの飲み比べ。

 

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大阪の料理人に愛される「真昆布」

京都の料理人に愛される「利尻昆布

東京の料理人に愛される「羅臼昆布」

実は旨味が出ない「日高昆布」

 

昆布だしは2000年の歴史があると言われていて、奈良・平安時代に広がったそう。江戸時代に入って都が変わると、真昆布や利尻昆布は江戸の水ではだしが出なかったらしく、そこから羅臼昆布やカツオだしが出てきたとのこと。東京の水のほうが、硬水寄りだったんですね。

 

同じ地域でとれる昆布でも、どの浜で採れたかによって生じる品質の違いを「浜格差」と言うそうです。この差をもたらすのが「森」。なぜに?

 

昆布が育つのは川から流れ出た淡水と海水が混ざる浅瀬。肥えた土の養分がたっぷりと混ざった淡水の影響を受けた昆布の方が品質が良いそうなんです。

 

森がある→枯れ葉が落ちる→土が肥える→土の養分が川から海へ

 

は〜、この世界は循環してますね。

 

 

 

 

美味しくて、楽しくて、すこやか。「人生フルーツ」は晩年のライフスタイルのお手本です。

産後初めて映画を観に行ってきました。ホント何年ぶりだろう。あぁ、これもフリーランスになったおかげ。スキマ時間にさっと行けるこの自由さよ。(しかし、なんと立ち見だった。。。立ち見は中学生で観た『もののけ姫」以来ではないか!)

 

観たのはこちら。

 

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『人生フルーツ』

 

主人公は87歳の英子さん、90歳の修一さん。背筋も伸びて声もシャンとしててとっても元気で楽しそうなお二人。

 

流れる空気感や時間はとっても穏やかなものだけれど、意思を持って暮らしを創っていく二人の生活はとってもすこやかで、とってもクリエイティブ。私が送りたい晩年のヒントやイメージがいっぱい散りばめられていて、観て幸せになる映画でした。

 

 

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名古屋駅から30分。愛知県春日井市に建てられた雑木林に囲まれた一軒の平屋が二人の住処。300坪ある敷地内の3分の2は、雑木林とキッチンガーデン(70種の野菜と50種の果実)。畑には修一さんが作った手のひらサイズのカラフルな看板があちこちに備え付けられ畑の道案内をしてくれている。

 

ガーデンで収穫された野菜や果物は英子さんの手で美味しいごちそうに変わる。これがほんっとに美味しそうなのだ。

 

 

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もちろん二人には最初からこのスタイルを持っていたわけではなくて、こんな暮らしをしたいという意思をもとに一つ一つのスタイルが出来上がっていったよう。パンフレットに書籍を3冊買ってしまったが、映像だけではわからないそれまでの二人の暮らしも書かれていて面白かった。

 

風が吹けば、

枯れ葉が落ちる。

枯れ葉が落ちれば、

土が肥える。

土が肥えれば、

果実が実る。

こつこつゆっくり。

人生フルーツ。

 

時をためる暮らしにはまだほど遠いけど、そういう暮らしをイメージして今を送りたいなと思う。ナチュラル志向の皆様、人生フルーツ、とってもおすすめですよ。