マクロビ初級講座を終えたら、体温が上がっていた件。

マクロビオティックの本家、 リマクッキングスクール。その名古屋校の初級講座が無事終了しました。

 

マクロビを習い始めて変わった私の食生活は下記5点。

 

 

(1)白米から玄米に変えた

(2)調味料としての砂糖がいらなくなった

(3)全く皮をむかなくなった

(4)朝ごはんがほぼ和食になった

(5)味の濃さは人それぞれということを認められるようになった

 

 

結果として、期せずして36.2度だった平熱が36.5度に上がっていました。体温が高いほど免疫力が働きやすいのでこれは良い傾向です。やったぁ!次は平熱37度を目指したいな。(平熱37度の人はガンにかからないそうで)

 

(1)白米から玄米に変えた

もともと玄米ごはん好きだったし、栄養価が高いっていうのも何となくわかってたんですが、洗い方や炊き方がよくわかっておらず作るのが面倒だったんです。でもね、この栄養差を見てしまっては玄米の方がコスパがよすぎて 玄米にしない理由がありませんでした⬇︎

 

 リマ・クッキングスクール

 日本CI協会「リマ・クッキングスクール教本」より

 

どんだけーーー!

 

「血行不良で便秘気味」な私の体質。食物繊維もビタミンやミネラルなどの微量栄養素が必要です。わかっていてもいろんなおかずを作るのはしんどい。。。でも玄米に変えただけで今の食事よりもこの2つをゲットできる量が増えるなんてやらない手はない!幸いにも、娘は玄米ご飯をおいしい!と食べてくれたので、スムーズに玄米に移行できました。

 

さて、肝心の炊き方ですが、本来であれば「はじめチョロチョロ(30分弱火)、なかパッパ(強火で沸騰させる)。赤子泣いても蓋取るな(30分弱火→最後強火→10分蒸す)」ですが、そうするとお米を洗う時間も含めて1時間半かかるので、我が家は短縮してます。

 

<短縮バージョン>

圧力鍋を使っていきなり強火→圧がかかったら弱火で30分

 

こうすると1時間以内で洗って炊けますし、普通においしい!ただ、私のようなフリーランスは自宅で仕事しているから不便はないですが、勤めている方は炊飯器で仕込んでおいた方が楽だと思います。

 

(2)砂糖を使わないようになった

「良い素材を使って、きちんとした調理法で料理をすると、調味料ってほとんどいらなくなるんだ!!!」ってことがこれでもかってわかった半年でした。初級コースの調味料って醤油と油しか使わないんですね。砂糖はおろか、みりんや酒まで使っていないんです。でも、野菜がとっても甘くておいしい。

 

今までは無農薬野菜を使ってクックパッドを見ながら料理してました。きんぴらとか、煮物のレシピは必ず砂糖を使っていたので私もそのままやってたんですが、今更ながら君たち(野菜のこと)のおいしい味を引き出せてなくてごめんねと謝りたい気分。

 

野菜の甘さを引き出すポイントは、<しっかりいためる>

これに尽きます。で、その<しっかり>はどのくらいかというと、時間じゃないんです。それは、<野菜くさーいツンとした匂いが、柔らかくておいし〜匂いに変わる>まで。(⬅︎マクロビ的にはこの現象を陰が抜けるといいます)この感覚は教えてもらわないと自分で判断するのはなかなか難しいような気がします。私もやっと最近わかってきました。陰が抜けた野菜は甘〜い!

 

(3)全く皮をむかなくなった

マクロビといえば素材を丸ごと食べることをよしとする「一物全体」はあまりに有名ですね。これ、料理する立場からいえば、工程が一つ減って楽なんだな〜。ただその分無農薬野菜を使った方が無難。でも、全部無農薬野菜ってなかなか揃わないから・・・そういう時のお助けアイテムはこれです。

 

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貝殻を高温で焼成してできた100%天然酸化カルシウム残留農薬除去洗剤。2リットルの水に小さじ1杯入れて、5分野菜をつけておきます。

 

(4)朝ごはんはほぼ和食になった

こちらのブログでも書いたとおり、マクロビの真髄「陰と陽」、そして「中庸」。1日の中でトータルで中庸を考えると、お昼は外食などしてコントロールがきかくなくなることが多いから、朝は和食にしておくと無難ということに気づきました。

「朝:パン 昼:うどん」というように小麦に偏ることを避けられたり、美味しそうな肉メインのランチやデザートをつけても、昼・夜でしっかり野菜を摂取しておけばセーフ的な。。。切り干し大根、ひじきの煮付け、コールスローなどなど。常備菜大活躍です。

 

(5)味の濃さは人それぞれということを認められるようになった

味の濃いものが好きな人は体が陰性寄り

味の薄い方が好きな人は体が陽性より

 

・・・なんですって!

 

私、ずっと疑問だったんです。「なんでこの人(夫)はこんなに味の濃いものが好きなんだろう・・・(健康に悪いじゃないか!⬅︎声なき声)」と。でもそれは個々の陰陽バランスが違うから。陰性よりの人は身体を中庸にしようと味の濃いものを求めているんだということがわかりました。確かに夫は平熱35度台。体温が低いんですね。そういう人を私ベースの味付けにしてしまうと陰陽のバランスがとれなくなってしまうとのこと。

 

ちなみに子どもは大人より陽性なんだそうで。確かに子供の平熱は大人よりも断然高い。だから陰性の食べ物(=身体を冷やす食べ物)が大好きとのこと。なんでほとんどの子は共通して、うどんやとうもろこし、パンが好きなんだろうって疑問に思ってたんですが、これで一気に謎が解けました。

 

「濃いものを食べさせすぎると、子どもの背は伸びない」とも。濃い=陽性=求心力。身長は上に伸びなきゃいけないんで、求心力よりは遠心力が必要ということです。


というわけで、我が家は娘、もしくは私の薄味ベースで作って、あとは個々人で調味料をたす方式に切り替えました。陰陽バランスが違うから、味の濃さも違って当たり前だったんですね。誰も我慢することはない。 

 

・・・とまぁこんな食生活を行っていたら、平熱も上がったし、産後2ヶ月に1度は娘につられて自分も発熱する虚弱体質になっていたんですが、ここ数ヶ月そんなことはなくなりました。肉も魚も甘いものも全然食べてますが、やりながら程よいところを探していきたいな〜と思います。

 

でもこんな5つの変化はされおき、1番の変化は料理が楽しくなったこと!

マクロビというものさしを手に入れたことによって、こなす料理でなく、考える料理に変わりました。考える料理は、前向きで結構クリエイティブ。ただ、今は、ものさしを手に入れたばかりで使いこなせていないので、当面はものさしを自分のものにして、今後は考えるを通り越して感じる料理をしていきたいな〜と思います。

 

結局、食べたいものがその人が必要な栄養素でありエネルギー。何食べたい?と自分に問いかけて出てきた食材から一瞬にして自分の体の状態を理解し、献立まで考えられているようなそんな状態が理想。しかも、調理そのものもテキパキとスピーディーにこなせるような。精進ですね。

 

あとは・・・マクロビオティックっていうのはただの料理法ではなく、もっと壮大なものの見方であるというのが最近感ずるところです。

 

片一方がガーーーと怒っていて、もう一方が同じようにガーーーっと怒り出したらうまくいかない。ガーーーという人(陽)がいたら、一方は貝になる(陰)方がいいよね、という話を先生がされておりまして。

 

これは単なる例えだけれど、陰と陽というものの見方はシンプルな分、あらゆるところに適応できます。だから面白い。もっともっと深めていきたいな〜と思います。中級コースは不調時のマクロビ料理。今から楽しみです。

 

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ちなみに・・・教室ではこんなの作りました。基本の初級コース、めっちゃ地味(笑)上級コースに行くと華が出るそうな。

 

リマクッキングスクール,マクロビ料理

 

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