ママ・フリーランスのメリットとデメリット

あけましておめでとうございます。溝渕です。

 

久しぶりのブログ。新年一発めは昨年3月からフリーランスになって感じたことをまとめたいと思います。

 

かつては専門職の一部の人しか縁がないとされてきたフリーランス。しかし最近は文系総合職向けの仕事内容を業務請負で斡旋してくれるがこんなサービスが現れたり、

 

waris.co.jp

 

フリーランスの規模も1100万人と上り調子です。人生100年時代。長い人生のどこかでフリーランスになるという方もいるでしょう。

 

ワーキングマザーがフリーランスになる時、その多くは自分からというよりは、夫の転勤や働き方(長時間労働で家のことをほとんどできないなど)に影響を受ける部分が少なからずあると思います。 私の場合も、予めフリーランスになると決めていたわけではなく、自分のやりたいことと周囲の状況をかけあわせたら期せずしてフリーランスになっていました。

 

ただ!この働き方はワーキングマザーが楽しく自由に日々を送れる手段の一つだと心から思いました。

 

・・・ということで、

 

ママ・フリーランスになって感じたメリットとデメリット

 

をまとめてみました。

 

まずはメリット5点です。

 

 

1.圧倒的なスケジュール自由度がある

 

フリーランスになって最もよかったのがこれです。例えば、どうしてもいきたいセミナーや習い事が平日昼間に開催されれば、その日やりたい仕事を夜中に回して参加できる。夏休みや冬休みを長めに取るために、休み前に前倒しで仕事を進め、休みは子どもとがっつり向き合う。今日は子どもの調子が悪いので保育園の迎えは早めに。。。そんなことが周りを気にせず自分の意思で進められます。この清々しい自由さといったら!!!正社員時代とは比べものになりません。時間の自由度は心の自由度につながり、心が軽やかになりました。

 

 

2.心の余裕ができる

 

人間、心が自由でいられると、余裕が生まれるもんで、超・長時間労働で家にほとんどいない夫や、相も変わらずイヤイヤ言っている娘に対して爆発しなくなりました。自分が変わると相手の反応も変わるもんです。結果的に我が家にやさしい風が吹くようになりました。

 

 

3.体力的に疲れなくなった

 

正社員時代、18時半にやっとの思いで仕事を終え、娘を19時に迎えに行き、帰宅しご飯を食べさせ、お風呂に入れ、たまに遊び相手にも付き合って、夜は娘と寝落ち。朝はその日の夕食を前もって作るため、5時起き。洗濯して、朝ごはんを食べさせ、自分と娘の準備を突貫で行ってバタバタと保育園に送りに行く。。。仕事が間に合わない場合は土曜出社もやって。。。そんな日々で常に疲弊してました。フリーランスになった今でもこの生活は変わりないのですが、通勤時間に使っていた時間が料理する時間に変わり、料理する時間が睡眠時間と変わった結果、疲れない!・・・疲れない!

 

 

(4)自分がやるべきと思える仕事を選択できる

 

会社員だと100パーセント自分のしたいことだけする、というわけにはいきませんね。フリーランスはこれができます。もちろん、経理業務も自分でしなくてはいけないとか、備品を買い足さないといけないとか。そういうのは諸々あるんですが、でもそれはちょっとしたことで。「我が子を預けてまで仕事をする」時間は、自分がすべきと思える仕事をしたいと思いますし、自分でやると意思決定した仕事は、それがたとえ割に合わないなぁと思う部分が発生したとしても全然辛くありません。決定権が自分にあるというのはすごく大事ですね。

 

 

(5)労働時間と年収を自分で決められる

 

労働時間について、昨年は4月から8月は時短社員ぐらいの働き方、9月から12月はちょっと残業のある正社員ぐらいの働き方をしました。来年は残業のない正社員ぐらいの働き方をしたいなと思ってます。でも他のママ・フリーランスによっては、家庭重視で週3日だけという人や、子どもが幼稚園に行っている時間だけという人もいる。

 

まずは働きたい(働ける)時間を設定して、そこに金額ややりがい、自身が成長できるかといった要素を加味して、どんな案件を引き受けるか自分で決められるという自由がフリーランスにはあります。

 

多くのママ・フリーランスの特異な点は、家庭責任を追っているため労働時間の制約がある一方、夫の収入があるため自分だけで生活資金を稼がないでもよく、その分、金額に関わらずやりたい分野や得意な仕事を追求しやすい点かと思います。

 

会社員の場合だと、時短というだけでやりがいのある仕事が回ってこなかったり、共働きでないフリーランスだと稼ぎが良い案件も入れなくてはいけない場合もある。

 

つまりは制約の中で、どのくらい働くのか、どのくらい稼ぐのか、この二つを自分で決められる。自分や家族の状況に応じて選べる自由さがあります。

 

 

もちろんメリットばかりではありません。デメリットもある。ただ、デメリットよりもメリットの方が大きかったというのが正直な感想です。デメリット3つあげますね。

 

 

(1)変わらない家事・育児負担。むしろワンオペ加速

 

フリーランスってスケジュールの自由度はありますが、とはいえ時間自体は増えることはありません。仕事量は自分で決められるけど、家事育児の時間は会社員時代と一緒。だからワンオペ気味のワーキングマザーがそのままフリーランスになると、さらにワンオペは加速します。例えば子どもの発熱時にはフリーランスの方が時間の都合がつきやすかったり。ただ、平日に仕事をできなかった分、休日の家事育児を夫に任せて、自分は仕事をする。そんな感じで切り抜けられるのでトータルで考えるとワンオペなんだけど、会社員時代よりはうまく回るという。。。この辺は夫婦によってだいぶ変わってくるところかなと思います。

 

(2)ハウスキーピングは重要

 

意外に盲点だったのがこれ。どんなに子どもが散らかしていても会社に行けばそんなことは忘れ業務に集中できます。しかし、フリーランスの多くは在宅仕事が多いと思いますが、この散らかっている中の仕事はストレスです。掃除をする時間が取れればいいのですが、業務に追われている場合は何日も見て見ぬ振り。。。結果、家が汚い時はカフェで仕事をするようになっていました。。。結局、今年から掃除代行をお願いする予定です。

 

(3)獣道的キャリア

 

最も用心すべきはキャリアをどう築くかという点だと思います。会社員ならば、キャリアは会社がレールを敷いてくれたり、教育機会が設けられたり、福利厚生も手厚い。フリーランスはそんな高速道路のような整備された道はなく、いわば獣道。自分の仕事で自分の道を作って行かなくてはなりません。

 

 

・・・こんなことを感じたフリーランス1年目。今年はもっと仕事量も勉強量も増えますが、なんとかこなしていきたい!です。

 

厄払い

今年は本厄。早速厄払いに行ってきました。。。