美味しくて、楽しくて、すこやか。「人生フルーツ」は晩年のライフスタイルのお手本です。

産後初めて映画を観に行ってきました。ホント何年ぶりだろう。あぁ、これもフリーランスになったおかげ。スキマ時間にさっと行けるこの自由さよ。(しかし、なんと立ち見だった。。。立ち見は中学生で観た『もののけ姫」以来ではないか!)

 

観たのはこちら。

 

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『人生フルーツ』

 

主人公は87歳の英子さん、90歳の修一さん。背筋も伸びて声もシャンとしててとっても元気で楽しそうなお二人。

 

流れる空気感や時間はとっても穏やかなものだけれど、意思を持って暮らしを創っていく二人の生活はとってもすこやかで、とってもクリエイティブ。私が送りたい晩年のヒントやイメージがいっぱい散りばめられていて、観て幸せになる映画でした。

 

 

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名古屋駅から30分。愛知県春日井市に建てられた雑木林に囲まれた一軒の平屋が二人の住処。300坪ある敷地内の3分の2は、雑木林とキッチンガーデン(70種の野菜と50種の果実)。畑には修一さんが作った手のひらサイズのカラフルな看板があちこちに備え付けられ畑の道案内をしてくれている。

 

ガーデンで収穫された野菜や果物は英子さんの手で美味しいごちそうに変わる。これがほんっとに美味しそうなのだ。

 

 

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もちろん二人には最初からこのスタイルを持っていたわけではなくて、こんな暮らしをしたいという意思をもとに一つ一つのスタイルが出来上がっていったよう。パンフレットに書籍を3冊買ってしまったが、映像だけではわからないそれまでの二人の暮らしも書かれていて面白かった。

 

風が吹けば、

枯れ葉が落ちる。

枯れ葉が落ちれば、

土が肥える。

土が肥えれば、

果実が実る。

こつこつゆっくり。

人生フルーツ。

 

時をためる暮らしにはまだほど遠いけど、そういう暮らしをイメージして今を送りたいなと思う。ナチュラル志向の皆様、人生フルーツ、とってもおすすめですよ。